東京アカデミー仙台校
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こんにちは
東京アカデミー仙台校で教員採用試験を担当している工藤です。
このシリーズでは初学者向けの試験対策をしていきます。
第三弾は、筆記試験でも配点比率が高い、専門試験について紹介します👦
①試験の特徴
教員採用試験の専門試験では、志望する校種・教科の専門知識・学習指導要領・指導法に関する知識が問われます。
また、個人面接や場面指導との関わりが深く、指導内容の根拠となる分野なので二次試験を見越した対策が必要です。
今回は志望者数が多い小学校全科についてご紹介します。
小学校全科の専門試験は
〔5教科型〕主要5科目(国語・数学・理科・社会・英語)を出題
〔全教科型〕図工・音楽・家庭科などを含むすべての科目を出題
この2つに分けられ、宮城県・仙台市は全教科型です。
宮城県・仙台市の合格者平均点と倍率を以下の表にまとめました。
実施年 | 宮城県 | 仙台市 | ||||
教養試験 | 専門試験 | 倍率 | 教養試験 | 専門試験 | 倍率 | |
2018 | 74.8 | 73.5 | 2.9 | 74.5 | 149.9 | 3.4 |
2019 | 72 | 65 | 2 | 75.3 | 145.4 | 3.1 |
2020 | 63.4 | 60.6 | 1.7 | 76.5 | 154.9 | 3.3 |
2021 | 70.5 | 66 | 1.7 | 74.3 | 150.5 | 2.2 |
比較すると、仙台市の方が合格者平均点と倍率が高いことが分かります。
また、宮城県の専門試験が100点満点であるのに対し、仙台市は200点満点に設定されています(一部科目を除く)。
自治体によって比重も異なりますので、受験自治体は早めに定められると学習計画も効果的に立てられるかと思います。
②試験の対策
まずは、参考書を読み込み基本知識のインプットに努めましょう。特に学習指導要領が頻出の自治体を受験される方は要チェックです。
問題集は基本的な事項からスタートし、習熟度に応じて応用的な分野にチャレンジしていくとよいです。
苦手な分野は基本的な問題を確実に正答できるよう反復しましょう。
・・・と、これらが一般的な勉強法です。
しかし、実際には「覚える量が教養試験の比ではなく多いため、多くの方が理想通りにはいきません」
・例えば、数学の「二次関数」が苦手な方が、反復しても、もともとが苦手なので無駄に時間だけを浪費します。
・かつ、過去5年間で「二次関数」の出題は宮城県、仙台市ではありません(他県では出題例は多々あります)。
どうやって、科目ごとの「出題傾向」や採用する側が見極めたい「分野」を掴むか・・・ここが最初の大きな関門です。
東京アカデミーの講座で、専門科目の受講生様の要望は、まさに「どこが出るか」です。
(次回予告)次は実際に専門試験の問題を例に挙げてご説明します。
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仙台校:工藤③