東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当の石井です。
いよいよ「香川県教員採用2次試験はココが重要!」シリーズもファイナルラウンドとなります。『④2022年夏予想質問と対策』についてまとめてみたいと思います。
2022年夏における重要教育時事は、『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して』『教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律』『教育のICT化(GIGAスクール構想)』『第3次学校安全の推進に関する計画の策定について』など、いくつも思い浮かびますが、それぞれの教育時事を繋ぐキーワードがあります。
例えば、『教育DX』『超スマート社会Society5.0』『共生社会』『誰一人取り残さない』『日本型ウェルビーイング』といった語句です。
上記の語句は、2022年現在までに行われた各審議の中で頻出の語句であり、その語句の繋がりを見ていくと必ず多くの教育的課題と関連を持ちます。このような語句を意見づくりに取り入れていくことで、一つの事象だけでなく、教育を多面的多角的に捉えた見方考え方ができるようになります。
例)教育DXにより教務の効率化が進むと、働き方改革が目指すところの、教員の負担軽減、教育の質の向上につながります。それによって、学習者主体の教育が活発に行われ、個別最適な学びと協働的学びに向けた取り組みに尽力でき、誰一人取り残さない理想の学校になると考えます。
もちろん、重要な語句につなげていくには、これまでの答申、通知、報告などの資料を読み込むことが大切ですが、こういった繋がりを意識することで、個々に内容を把握するよりも効率よく意見づくりができます。
このままの文章だと、マニュアル感が強いので、各人の経験を入れたり、これまでに培ってきた教育観を入れたりしながら、個性を出すようにしていくとよいでしょう。
教育時事をテーマとした質問には「生徒指導」に関連するものが多くあります。教師としてどのように対応するか?が問われるケースも多くあり、より具体的な回答が求められます。その際、効果的な対応の仕方を考えるベースとして、「2022年7月生徒指導提要 素案」をぜひ確認してほしいと思います。
リアクティブな生徒指導においては連携・協働が必須です。課題が複雑に、深刻になるにつれて、一人で抱え込むのではなく、チーム学校として対応していくことをイメージしておきましょう。
プロアクティブな生徒指導では、日常の生徒指導を基盤とする発達支持的生徒指導と組織的・計画的な課題未然防止教育、つまり、どうすれば起きないようになるかという点に注力することが大切です。面接官の質問の意図をしっかりと捉え、その対象、課題性、時間軸を素早く判断して回答していくようにしましょう。
最後に、2022年夏受験対策用のブログは以上となります。これまでしっかり、ブログを読んでいただいた皆様、本当にありがとうございます。皆様の受験対策の一助となりましたら幸いです。くれぐれも健康には十分お気をつけて、最後まで対策を行っていってください。皆様にとって、良い結果が出ますこと、心よりお祈りいたします。