公務員模試

【No.9】　高度経済成長期（1955～73年）の日本に関する記述として最も妥当なのはどれか。

•  1農薬や化学肥料，農業機械の普及が進み，農業生産力の上昇に伴って農家の収入が増えた。農業と他産業との所得格差が解消され，都会へ出稼ぎに出る農業従事者は減少し，専業農家も増えた。
•  2池田勇人内閣は，国民の生活水準の向上や完全雇用の達成などを目指し，国民所得倍増計画を策定した。経済成長は計画を上回るハイペースで進み，予定よりも早く目標の所得倍増が達成された。
•  3アジア初となるオリンピックが東京で開催された。これを機に，白黒テレビが急速に普及し始めた。この時期に普及率が上昇した白黒テレビ，電気冷蔵庫，クーラーは「三種の神器」と呼ばれた。
•  4福田赳夫首相が訪中し，北京で周恩来首相と日中共同声明に調印した。国際連合の常任理事国である中華人民共和国との国交正常化が実現したことで，日本は国際連合への加盟を果たした。
•  5経済成長が達成される一方，産業公害が深刻化した。熊本県では水俣病，宮崎県では慢性砒素中毒症，三重県では四日市ぜんそく，福井県ではイタイイタイ病が発生し，これら四大公害の裁判が始まった。