人体の構造と機能の範囲の○×問題です♪
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膀胱の上皮組織は、移行上皮である。
「移行」とは「位置が動く」という意味がありますが、ゴムのように伸びる上皮です。尿が貯まるところ(腎盂・尿管・膀胱)は、たくさん貯まって伸びたほうが良いとイメージしましょう。
エリスロポエチンは、小腸で産生される。
エリスロポエチンは、腎臓で産生される赤血球の産生を促進する造血因子の一つです。
血小板での止血は、二次止血である。
血小板による止血を一次止血といい、凝固因子による止血を二次止血といいます。
平滑筋は、随意筋である。
平滑筋(顕微鏡で見ると滑らかな筋)とは、内臓筋であるため、意識して動かすことができない不随意筋です。
アミノ酸から蛋白質をつくることを異化という。
異化ではなく同化です。同化とは、簡単な化合物から複雑な化合物が合成される化学変化のことで、「同じものに変化する」ということですね。
ABO式血液型で、A型の者は、抗A抗体を持っている。
A型の者は、「A抗原」と「抗B抗体」を持っています。
血液と間質液は、細胞外液である。
ホメオスタシスには、負のフィードバックが働く。
体内のカルシウムの70%が歯や骨に存在する。
99%が歯や骨に存在しています。
グロブリンは血漿中で一番多い蛋白質である。
血漿中には多くの蛋白質が存在しますが、その60%を占めているのはアルブミンです。
プロトロンビンが活性化すると、フィブリノゲンになる。
プロトロンビンが活性化すると、トロンビンになります。
好塩基球は、貪食細胞である。
好中球、単球、マクロファージ等が貪食細胞です。
IgG、IgA、IgEなどは、βグロブリンともいう。
γグロブリン(免疫グロブリン)といいます。
Ⅰ型アレルギーに関与する抗体は、IgGである。
IgEです。
左心房と左心室を隔てる弁は、二尖弁である。
僧帽弁ともいいます。
新生児の心拍数は、約100回/分である。
120~140回/分
皮膚の防御機構は、特異的免疫である。
非特異的免疫(自然免疫)です。
中心静脈圧(CVP)の正常値は、10~15cmH2Oである。
5~10cmH2O
神経伝達物質は、神経細胞の軸索から分泌される。
神経細胞末端のシナプスから分泌されます。
脳幹とは、中脳、橋、延髄を指す。
視覚で、色覚の判別に関与するのは、杆体である。
色覚判別は錐体、明暗判別は杆体。
耳小骨は、内耳にある。
中耳(鼓膜内)に3つのツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨があります。
テストステロンは、主に副腎皮質より分泌される。
約95%が精巣から分泌されます。
成人の赤色骨髄は、胸骨、骨盤などに分布する。
指の遠位側の最初の関節を、PIP関節という。
遠位側(指先側)の関節は、DIP関節といいます。PIP関節は、指先に2番目に近い関節です。
球関節には、肘腕尺関節がある。
球関節は、肩関節や股関節です。
筋収縮の際には、筋小胞体からカルシウムイオンが放出される。
動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)の基準値は、約80~100mmHgである。
約35~45mmHgです。
呼吸運動を調節する酸素受容体は、延髄にある。
酸素受容体は大動脈小体と頸動脈小体にあり、二酸化炭素受容体が延髄にあります。
食道の長さは、約25cmである。
ランゲルハンス島でα細胞から分泌されるのは、ソマトスタチンである。
α細胞→グルカゴン、β細胞→インスリン、δ細胞→ソマトスタチン。
小腸には、腸絨毛や輪状ヒダがある。
好気性解糖の中で最も多くのATPを産生するのは、TCA回路である。
酸素を使ってグルコース(ブドウ糖)を分解してエネルギーを得る過程(好気性解糖)には、①解糖系→②TCA回路→③電子伝達系とあります。解糖系ではATP2モル、TCA回路ではATP2モル、電子伝達系ではATP34モルがつくられます。
蛋白質の代謝過程によって、ケトン体が生成される。
脂質の代謝によって生成されます。
核酸の代謝産物は、尿素である。
尿酸。
体脂肪が多いと基礎代謝量が上昇する。
基礎代謝量が上昇するのは、骨格筋が多い、体脂肪が少ない、体温が高いなどです。
腎臓は、ビタミンKを活性化する。
腎臓はビタミンDを活性化し、活性型ビタミンDはカルシウム吸収を促進します。
尿管は、3か所の生理的狭窄部がある。
膀胱容量は、約250mlである。
約500mlの容量があります。
排便中枢は、腰髄にある。
排便中枢は仙髄にあります。
内肛門括約筋は、随意筋である。
内肛門括約筋は不随意筋で、外肛門括約筋は随意筋です。
デーデルライン桿菌は、膣内常在菌である。
卵胞刺激ホルモンが大量に分泌された後に、排卵が起こる。
黄体形成ホルモン(LH)が大量に分泌(LHサージ)された後に排卵が起こります。
前立腺は、乳白色のアルカリ性液を分泌し、精子に運動性を与える。
大動脈弓から、腕頭動脈、左総頸動脈、左鎖骨下動脈の順に分岐する。
外頸動脈と椎骨動脈の枝が連絡し、ウィリス動脈輪となる。
「内頸動脈」と「椎骨動脈」の枝が連絡し形成された輪状もしくは六角形の吻合を、ウィリス動脈輪といいます。